第 3 集 2004年05月

□ 「大邱の日」 記念行事 開催
 
 5月2日は広島市と大邱広域市の姉妹提携縁組を記念して制定された「大邱の日」。
広島市南区の広島市留学生会館では 今年(04年)で4回目の「大邱の日」の催しがあり、
300人近い市民が訪れ、大盛況でした。
 当協会や広島市、(財)広島文化センターなど18団体で構成する実行委員会が主催。
実行委員長は当協会の金井宏一郎会長がつとめました。
 この日のイベントは午後1時30分から開かれ、はじめに記念講演がありました。
講師は啓明(ケミョン)大学国際学部日本学科教授の呂博東(ヨウ・ペクトン)先生。
呂先生は姉妹提携している広島修道大学と啓明大学のパイプ役だけに、

大邱では「広島通」として知られています。
  講演では、昨年夏のユニバシアードの成功やソウルー大邱間の新幹線開通で

大邱広域市が経済や文化の面で大きく成長している現状を報告し、「広島市との
間の交流を一層盛んにする必要がある」と強調しました。

講演会

講師の啓明大呂博東教授

交流会には300人が参加


  講演会に続いて交流会が開かれ、金井実行委員長が「これだけ多くの人に
参加していただいたのは、市民の韓国や大邱に対する関心の深さを示しています。
韓国からのお客様や留学生との交流の場にしてほしい」とあいさつ。
駐広島韓国総領事館の金演権総領事の乾杯のあと、大邱からスポーツ交流で
やって来た海東剣道(ヘドンムクド)少年訪問団の一行18人が韓国流の武道の
一流派である海東剣道の技を披露しました。民団婦人会は韓国の打楽器・
チャンゴの演奏、今年も広島文化短期大学の学生の手料理による韓国料理が
ふるまわれる中、あちこちで交流の輪が広がりました。
  また、今年の「大邱の日」では大邱の布製品など特産グッズや広島-釜山間
フェリー「運河」(ウンハ)の往復乗船券がペアで当たる韓国クイズもあり、
詰めかけた300人近い市民の間から歓声やタメ息がもれていました。

ヒロシマメッセンジャーの
さん(左) さん(右)

金井会長のあいさつ

秋葉市長の代理出席
増田局長のあいさつ


韓国焼酎ジンロで乾杯

金演権総領事が乾杯音頭

韓国留学生も多数参加


海東剣道の少年剣士
技を披露し花をそえた

広島民団婦人会の
チャンゴ演奏

韓国クイズでは豪華景品も


  今年は はじめての試みとして、来場者に韓国人留学生などとの交流について
アンケート調査を実施しましたが、およそ50人から「機会があれば、韓国から
広島を訪れた人達のホームステイの受け入れや留学生の家庭への招待に協力
したい」という回答がありました。