□ 第13回 広島韓国青少年囲碁交流
2017年8月8日(火)
ことしの子どもたちの囲碁交流は、釜山から24名の選手5名の役員、併せて29名の訪問団を迎えて広島市で行いました。
前夜フェリーで釜山を発った一行は、8月8日(火)朝、下関国際港に到着、「釜山・囲碁交流・広島」とプリントされたお揃いのTシャツで降り立った一行を、当協会事務局の大久保が出迎え、バスで広島へ…
バスの中では、対局に備えて、「よろしくお願いします」「私が勝ちました」「私が負けました」「ありがとうございました」と、全員で声を合わせて日本語の練習が行われました。
12時前、会場の中国新聞社に到着した一行は、出迎えた広島側参加者(選手15名・役員10名)と対面もそこそこにお弁当の昼食。
親善対局は、午後1時から始まりました。
対局には、日本棋院のプロ棋士・吉川 一(はじめ)二段と、広島で活躍中の日本棋院、四方治雄指導員も駆けつけてくれました。
吉川プロは、広島出身で第1回の交流時、中学生で参加しています。プロになってからもいろいろ指導を頂いています。
また、四方治雄さんは元中国本因坊で、広島では、著名なアマチュア棋士、この囲碁交流が始まって以来、毎回運営にご協力いただいています。
正式対局、自由対局と続き、会場に石音が響きます。
子どもたちの着手は早く、一局あたり2~30分で終わります。
中国新聞社の囲碁担当記者、永山貞義氏も姿をみせ、パソコンに棋譜をおさめながら観戦されていました。
午後5時前、すべての対局が終了しましたが、戦績は、正式対局で広島側が、21勝9敗、自由対局は、広島側が28勝13敗で、13回目にして初めて広島側が圧勝しました。
夕方5時半、会場を国際会議場に移し、レストラン「セレナード」で歓迎夕食会を行いました。当協会、畑矢健治会長もかけつけ、歓迎の挨拶。
子供中心の会であるため、役員ら大人たちもアルコール飲料はご法度、
会食はビュッフェ方式で、思い思いに料理を楽しみました。
4人掛けのテーブルには日韓両国の2人ずつ、4人が座って交流しましたが、中には、日韓両国語を通訳できるスマホを示しあいながら会話する子もいて、和気あいあい賑やかな食事会となりました。
畑矢健治広島県日韓親善協会会長 李根厚 釜山韓日親善協会会長
楽しく食事 釜山からのプレゼントも
2017年8月9日(水)
翌朝は、広島平和記念資料館を見学。被爆者の遺品や被爆の惨状を示す写真や資料を熱心に見入っている姿が印象的でした。
その後、バスで宮島へ。フェリーから降りると、鹿がお出迎え。
最初は驚き戸惑っていた子供たちでしたが、すぐに慣れて、タッチしたり、一緒に写真を撮ったり、大興奮!
厳島神社では、海に浮かぶ朱塗りの社殿の美しさに感動した様子で、参拝していました。
清盛茶屋で昼食後、参道で家族や友人へのお土産を購入。
宮島がある廿日市市はけん玉の発祥の地ということもあり、けん玉を買って、チャレンジするちびっ子もいました。