第 26 集 (2006年06月)

□ 06年度 事業計画を決定
   広島県日韓親善協 通常総会 開く


  広島県日韓親善協会は 6月19日(月)、広島市中区の広島全日空ホテルで 理事会と通常総会を開き、05年度の事業報告・決算を承認するとともに 06年度の事業計画・予算などを原案通り決定しました。
  05年度の事業報告では、日韓国交回復40周年を記念する「日韓友情年」の記念イベントとして
●4月の「KOREAN WAVE 2005 IN 広島」のパクヨンハ ファンミーティングで全国から 1万人が集まった
●秋の広島コリアンフェスティバルでは 広島中央公園で 韓国式大綱引き大会が開かれたほか、「韓国宮廷料理を愉しむ夕べ」がドラマ「チャングムの誓い」に因んで人気を集めた
●広島市と大邱広域市の青少年交流で 広島のヤング 24名を大邱に派遣した
●広島・韓国青少年囲碁交流の第1回を夏休みに広島市で開いた などについて報告されました。
  また、06年度の事業では、例年 5月 2日に広島市南区の広島市留学生会館で開いていた「大邱の日」のイベントをフラワーフェスティバルに会場を移し、5月 3日から 5日までの 3日間、 平和公園のカーネーション ステージや 百メートル道路沿いのブースで 韓国の食文化や伝統的な子どもの遊びの紹介を行い、多くの県民・市民が韓国とのふれあいを楽しんだことが報告されました。
  又、今後の事業としては 大邱広域市の青少年を広島市に迎えて行う「広島-大邱広域市青少年交流」を 8月17日(木)から 21日(月)までの 5日間広島で、「広島・韓国青少年囲碁交流」を 8月21日(月)から 25日(金)までの 5日間、釜山広域市で開催すること。07年は 当協会の設立 40周年にあたるほか、駐広島韓国総領事館の開設 10周年という記念すべき年であり、広島県、広島市など、 関係諸団体とともに記念行事を展開することにしています。
  これに伴う今年度予算は 10,515,205円で 前年度より 1,793,679円 増。特別会計の囲碁交流の予算は 2,350,000円を見込んでいます。
  なお、役員人事は 理事の退任 1名と役職交替に伴って 6名新理事就任が承認されました。

  新年度予算 及び 役員は以下の通りです。

 

   2006年度予算
 
  収入の部
科目
繰越金
会費
(賛助)
(法人)
(個人)
(学生)
(準会員)
(特別会費)
(特別賛助金)

イベント収入
雑収入

予算額
730,205
8,435,000
500,000
650,000
600,000
0
120,000
1,600,000
4,965,000

1,300,000
50,000

10,515,205
前年度決算額
252,876
8,356,000
480,000
630,000
555,000
0
122,000
1,609,000
4,960,000

0
112,650

8,721,526
支出の部
科目
親善事業費
会報発行費
総会費
諸会費等
管理費
(人件費)
(事務費)
(交通費)
(交際費)

イベント経費

繰越金
予算額
4,200,000
250,000
1,800,000
300,000
2,250,000
1,200,000
550,000
450,000
50,000

1,200,000

515,205
10,515,205
前年度決算額
3,608,249
182,000
1,699,593
310,000
2,191,479
1,200,000
545,399
446,080
0

0

730,205
8,721,526

 

  特別会計(囲碁交流)   総収入 2,500,000   総支出 2,350,000   繰越金 150,000



  広島県日韓親善協会役員名簿

   

  役 名   氏  名     職業(役職名)
  名誉会長   山崎 芳樹 元会長 マツダ 名誉会長
    堀 口 勲 前会長 中国放送相談役
  顧 問   金 演 権 駐広島韓国総領事館総領事
    藤田 雄山 広島県知事
    新田 篤実 広島県議会議長
    秋葉 忠利 広島市長
    藤田 博之 広島市議会議長
    宇 田 誠 広島商工会議所会頭
    朴 義 鍾 民団広島県本部常任顧問
    金 孝 烈 広島韓国商工会議所常任顧問
  会 長   金井宏一郎 中国放送社長
  副会長   天野 孝三 西日本コクユ社長、三次日韓親善協会名誉会長
    姜 仁 秀 広島韓国商工会議所会長
    朴 昭 勝 民団広島県本部団長
    松浦 幸男 広島県議会日韓友好促進議員懇話会会長
  専務理事   玉 木 実 中国放送顧問
  理 事   市川 太一 広島修道大学教授
    井下 春子 翻訳家
  林 一 圭 広島韓国教育院院長
    林 権 植 広島韓国商工会議所前副会長
    大曽根哲夫 広島県議会日韓友好促進議員懇話会副会長
    大中 恒男 オオケン社長
    梶岡 澄彦 広島ハミング歌謡協会会長
    上川 孝明 前広島市教育委員長
    紙元 秀樹 ひろしま国際センター専務理事
  川本 明人 広島修道大学学長
  川本 一之 中国新聞社社長
    北川 一也 北川鉄工所会長
    久保 行夫 ひろでん中国新聞旅行社社長
    小早川隆幸 中国税理士会会長
    後藤 文生 広島テレビ放送社長
    権 五 源 民団広島県本部監察委員長
    権 養 伯 伯和グループ社長
    斎藤 忠臣 広島平和文化センター理事長
    沈 勝 義 備北清掃社社長
    成 徳 源 せら興産社長
  宋 姫 子 大韓婦人会広島県本部会長
    徐 健 杓 海田金属社長
    竹川 和登 呉鎮海友好議員連盟専務理事
    田辺 直史 広島県議会日韓友好促進議員懇話会副会長
    谷 口 修 広島市議会日韓親善有志の会世話人
    鄭 義 夫 信用組合広島商銀理事長
    陳 泰 坤 東原社長
    登島 啓次 韓国留学生後援会会長
    中 田 選 NPO法人NGOひろしま未来グループ理事長
  永野 正雄 テレビ新広島副社長
    朴 喆 鍾 民団広島県本部議長
    橋本 宗利 広島ホームテレビ社長
    平木 典道 広島市議会日韓親善有志の会世話人
    平田 修己 広島県議会日韓友好促進議員懇話会副会長
    藤井 正一 広島ユネスコ協会常務理事・国際部長
  藤原 睦躬 マツダ副社長
    卞 在 輝 清水観光社長
    三宅 恭次 中国放送取締役
    尹 光 鳳 広島大学総合科学部教授
  監 事   石 津 茂 広島商工会議所事務局長
    李 英 俊 広島韓国青年商工会会長
  事務局長   浅井 昭秋 中国放送社友
    印 は新任 (副会長・理事は50音順)


 
 

広島県日韓親善協会
06年度通常総会

金井会長あいさつ

来賓の釜山広域市韓日親善協会
李鍾均会長



 

□ 「地方選後の韓国 --- 」
    前ソウル特派員 青木氏が講演



  6月19日(月)の広島県日韓親善協会の総会のあと、同じ会場で 共同通信 前ソウル特派員の青木理(オサム)氏が 「どうなる拉致・竹島(独島) - 地方選後の盧武鉉政権は - 」と題して講演しました。
  青木氏は この講演の中で「発足当初 盧武鉉大統領は『日本との間の過去の問題は むし返さない』と約束していたが、 小泉首相の靖国神社参拝などで 厳しい姿勢をとらざるを得なくなった。ポスト盧武鉉が誰になろうと、政治的な関係の修復は 難しいだろう」とし、竹島についても「領土問題として解決するのは困難だ。これまでの平和的現状維持しか方法はないのではないか」と述べました。


 
 

総会後の講演会

講演する共同通信
前ソウル特派員 青木 理 氏

講演「どうなる拉致・竹島(独島)
- 地方選後の盧武鉉政権は-」



 

□  320人が参加、盛大に「会員の夕べ」


  広島県日韓親善協会の 06年度「会員の夕べ」が 6月19日(月)に広島市中区の広島全日空ホテルで開かれ、会員や在広韓国人留学生など 320人が参加しました。
  金井宏一郎会長のあいさつのあと、駐広島韓国総領事館の金演権総領事と藤田雄山広島県知事が祝辞を述べ、 広島県議会日韓友好促進議員懇話会の松浦幸男会長の発声で乾杯しました。
  この度の「夕べ」には 当協会と姉妹提携している釜山広域市韓日親善協会の李鍾均(イ ジョンキュン)会長と金正(キム ジョン)副会長が出席したほか、日本語研修のため 東広島市の国際交流プラザに滞在している京畿道の公務員研修団の 14名や、広島大、広島修道大、呉大、広島国際大などの留学生 約 60名が参加しました。 「夕べ」ではお馴染みのハンドボールの広島メープルレッズの林五卿(イムオキョン)監督や、この 4月 山陽高校に入学したサッカーの李制泳(イジェヨン)君と閔太一(ミンティイル)君も姿を見せ 「母国チームのワールドカップでの活躍をバネに山陽高校のサッカー部で力を発揮できるよう頑張りたい」と述べました。
  また、恒例の広島ハミング歌謡協会の梶岡澄彦会長らが韓国の歌を披露したあと、釜山の金正副会長がカラオケに飛び入り参加、 「釜山港に帰れ」を歌ってヤンヤの拍手をあびました。
  このあと、このほど 広島でデビューした セシリア・リーさんが オリジナル曲の「わたしの家はあなた」のほか 2曲を披露しました。
  この夜のハイライトは 広島-ソウル便の往復航空券のプレゼント。アシアナ航空が ソウル便就航 15周年と航空機の大型化を記念し、2名分を用意しましたが、 東京からかけつけたアシアナ航空の玄東實(ヒョンドンイル)常務とのジャンケンの勝ち抜き戦とあって、会場は大きな歓声につつまれました。


 
 

「夕べ」は大韓婦人部県本部の
チャンゴ演奏で開始

金井会長のあいさつ
後方は 4人の副会長

金演権 駐広島韓国総領事
後方は 3人の領事

 
 

「民間交流での協会の貢献度は
大きい」藤田知事

県議会議員懇
松浦会長の乾杯の発声

参加者 320人が 「 乾杯 ! 」

 
 

県・広島市・呉市の議員の方々・・・

総領事夫人(右から2人目)を囲んで---

 
 
 

料理コーナーには韓国料理も---

留学生も多数参加

ハンドボール「メープルレッズ」
林五卿監督らも---

 
 

山陽高のサッカー留学生2人(中、右)

広島ハミング歌謡協会の歌

大韓婦人部の皆さん

 
 

広島で再デビュー
セシリア・リーさんの歌

広島-ソウル航空券プレゼントで
ジャンケン!!

婦人会 金本さんと
山陽女子高の留学生がゲット!



 

□ 崇徳へ 大淵高校から修学旅行生 340人


  釜山広域市の私立大淵(デヨン)高校の修学旅行生 340人が、6月19日(月)交流協定を結んでいる広島市の 崇徳高校を訪問、生徒間で 協定後 初の交流を行いました。
  両校は 当協会のと釜山広域市韓日親善協会の仲立ちで、去る 3月、学校間・生徒間の交流を行うことなどを 盛り込んだ覚書を交わしました。
  今回の大淵高校の修学旅行団の訪問は、その協定を初めて具体化したものです。
  前夜 広島入りした大淵高校の 2年生 342人、引率の教職員 14人は、当日 平和公園の原爆慰霊碑に 参拝したあと、午前 10時半すぎにバスで崇徳高校のを訪問、崇徳高校の 2年生を中心とした生徒 約 450人と 体育館で対面、崇徳高校の鳴川則弘校長の歓迎のあいさつにつづいて、生徒会長の平田裕也君が「はじめて、 韓国からの友達を迎えてうれしい。これから 韓国の文化や伝統を学び 友情を深めたい」と述べました。 これに対して、大淵高校の生徒代表 李俊成(イジュンソン)君も「崇徳高校のすぐれた点を学びたい」と あいさつ。記念品を交換しました。
  このあと、崇徳高校のグリークラブの生徒達が歓迎演奏で、「故郷の春」など 韓国でも お馴染みの 曲を披露すると、修学旅行生から大きな拍手がわきました。今回の交流をきっかけに 崇徳高校も来春の 修学旅行コースに大淵高校を組み入れることを検討しています。


 
 

大淵高校の修学旅行団

崇徳高校 鳴川則弘校長

崇徳高校 平田裕也生徒会長あいさつ

 
 

両校で記念品の交換

拍手をおくる大淵高校生

崇徳高校 グリークラブの合唱