□ 大邱の中高生、広島で充実の5日間
2006 広島市・大邱広域市青少年交流事業
姉妹提携している広島市と大邱広域市の青少年交流事業が 8月17日(木)から 21日(月)までの 5日間実施され、大邱広域市から広島市を訪れた中高生 22人が、 ホームステイをしながら広島市の青少年と交流しました。
今回は 過去にこの事業で大邱を訪問したことのある人達が中心になり、受入れ準備を整えていたこともあり、充実した交流が実現できました。
この事業は W杯サッカーが日韓両国で共同開催された 2002年にはじまり、この年と翌 03年には 広島市の青少年が大邱広域市を訪問しました。 04年から交互に訪問しあうことになり、今年は 2年ぶりに大邱の青少年を広島に迎えました。
今回の訪問団は 大邱市の中高生 22人と指導員 3人の合わせて 25人。
8月17日(木)、大阪から広島入りした一行は まず、広島駅南口地下のイベント広場での歓迎式に臨みました。グループ「ハンソリ」の賑やかなチャンゴ演奏で 迎えられた一行を代表し、徐千濟団長(ユネスコ大邱協会会長)は、「思いもかけない歓迎をうけ嬉しい。両国の間では困難な問題はありますが、 それをのり越え 青少年同志の交流の実をあげましょう」と述べました。迎える広島側は
大学生や高校生を中心に公募で参加した 24人。このあと 早速、「歓迎交流」として、近くの ボーリング場で一緒にボーリングを楽しみました。夕方の歓迎パーティーでは、折り鶴を折ったり、ワタ飴、かき氷、ヨーヨー釣りで、夏祭りを演出したり、工夫を凝らした 歓迎行事を行いました。
あいさつする徐千濟団長 |
広島駅地下広場で |
夜の歓迎会で挨拶する |
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「楽しく、有意義な5日間に」 |
ヨーヨー釣り、かき氷など |
実行委 玉木実副委員長 |
2日目の 18日(金)は、秋葉広島市長を表敬訪問したあと、平和公園の原爆慰霊碑や韓国人慰霊碑に参拝。資料館も見学しました。 広島名物のお好み焼きを自分たちで焼いたり、比治山の長性院では 茶道のお点前を体験しました。 |
浴衣姿で茶道体験(8月18日) |
秋葉広島市長への |
平和公園を訪問した一行(8月18日) |
2日目の夜から 2日間のホームステイをはさみ、4日目の 20日(日)は 午前中、バドミントンやソフトバレーのスポーツ体験。 午後からは広島側の参加者と一緒に 5グループに分かれて、討論会を行いましたが、多感な年代らしく、「愛」や「友情」などについて話題が 集中した、ということです。 この日は 西区の三滝少年自然の家で広島最後の夜を過しましたが、両市の青少年は すっかり打ち解けて、日本語や韓国語の冗談もとびかい、 和気あいあいの雰囲気でした。 今年の青少年交流事業は 広島の青少年達が「アスク」というグループを作って、2月から 受け入れ準備をすすめて来ました。若い人達の自主性を重んじるプログラムや 歓迎体制づくりが功を奏し、行事の随所に若者らしい発想が盛り込まれて交流を盛り上げました。 広島での一連のスケジュールを終えた大邱の中高生達は、「楽しかった。仲良くなった広島の友達と今後も交流を続けたい」と口々に話していました。 特に、ホームステイを引き受けていただいた 15のホストファミリーのもてなしも大邱の青少年に強い印象を与えたようで、全員が 5段階で オール5 の評価をしてくれました。 また、広島側受け入れグループ「アスク」の代表 中村汐杏さん(比治山大学 1年)は、「色々 難しいことも多く、途中で何度も投げ出そうか、と思いましたが、自分も 精一杯 楽しむつもりで、気持ちを切りかえてやった。みんなに喜んでもらえてうれしい」と涙をぬぐっていました。 この事業は、当協会の金井宏一郎会長が実行委員長をつとめ、当協会が事務局を担当しました。広島市教育委員会(青少年育成部)の全面的なご支援をいただき、また、 ホームステイを引き受けていただいたホストファミリーの皆さんをはじめ、指導員の本計正彦(五日市観音小)、新谷博章(古田小)、山岡奈月(五日市観音小)の 3教諭には 献身的なご指導をいただきました。通訳の裵学泰さんをはじめ、韓国留学生連合会の皆様にもご協力いただきました。ここに 改めて感謝を申し上げます。 |
広島の青少年と |