□大邱からも初参加 日韓のヤング棋士が競う
2007年青少年囲碁交流
2005年の「日韓友情年」にスタートした「広島・韓国青少年囲碁交流」は、この夏 3回目を迎え、釜山広域市・大邱広域市・慶尚南道の3地区から40人の選手(小中高生)と役員・保護者19人が広島を訪れて行われました。
8月8日(水)、下関からバスで広島入りした一行は、昼食もそこそこに、出迎えた広島の選手37人と中国新聞社7階の対局場で交流の自由対局を楽しみました。 共催の日本棋院からは、山本賢太郎4段と岩丸平4段の二人のプロ棋士も駆けつけ、多面打ちで、子どもたちを指導しました。
夜は歓迎夕食会。参加者たちは、平和公園を散策しながら会場のメルパルクへ移動、今年はこの交流に静岡の囲碁教室のグループ(選手13人役員7人)がオブザーバー参加したこともあって、歓迎会は、140人あまりの参加者でにぎわいました。
パーティには、来賓として日本棋院広島県本部の大下龍介本部長、駐広島韓国総領事館の朴時正領事が出席されました。
会場におかれた大盤で山本プロとの連碁も行われ、囲碁交流にふさわしい余興に参加者たちは大喜びでした。
翌9日(木)は、午前平和公園を訪れて資料館を視察、韓国人被爆者慰霊碑を参拝するなど、平和学習をしたあと、午後1時半から正式対局に入りました。
40人の両国選手が、相手を変えて2回対戦、その結果を競いましたが、1回目は、韓国側が27勝13敗と圧勝、2回目は広島側も奮起し20勝20敗と健闘しました。
その日の夕食は、厚生年金会館のガーデンバイキングで、初めて体験する「そうめん流し」が人気でした。
帰国日である3日目の10日(金)は、買い物と観光。午前はダイヤモンドシティを訪れ、子どもたちは、100円ショップで両親や友達へのお土産を物色していました。
昼食は、広島名物の「お好み焼き」を楽しみ、宮島では、桟橋にたむろする鹿たちにびっくり、記念撮影の格好のチャンスとなりました。
夕方5時半、下関へ着いた一行は、心と両手に一杯のお土産を持って無事、帰国しました。
広島と韓国で毎年交流が開かれているこの囲碁交流、今回は大邱広域市から10名が初参加したほか、静岡県からオブザーバー参加もあり、これまでにない規模の大きなイベントになりました。 ご支援いただいた ひろしま夢基金をはじめ共催の日本棋院広島県本部ほか、関係の皆さまの ご協力にあらためてお礼を申し上げます。
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