第 41 集 (2007年09月)

 

      □ 姉妹提携10周年
      大邱広域市を広島から 208名 が訪問


  広島市と大邱広域市が姉妹提携して今年で 10周年になるのを記念して、広島市から 208名の大型訪問団が 07年10月11日(木)から 14日(日)までの 4日間 大邱広域市を訪れました。
  大邱広域市では金範鎰(キム ポミル)市長以下 市をあげて 歓迎し、両市の絆を深めました。
  この訪問団は、当協会の金井宏一郎会長が委員長をつとめる「大邱の日実行委員会」が企画 実施したもので、広島市から秋葉忠利市長、藤田博之議長をはじめ フラワーフェスティバルの呼びもの 「きんさい よさこい」を踊る比治山大学や広島市諸木の神楽団で構成する芸能グループ、経済交流をすすめるための経済ミッション、公募に応じた市民などが参加しました。
  広島市から直行するチャーター便による参加者は 176名。応募したもののチャーター便が利用できなかった人 32名は定期便を利用して現地に入りました。
  初日の 11日(木)は、広島市からの訪問団を歓迎する夕食会が 市内のグランドホテルで開かれ、両市から 凡そ 300名が出席して懇談しました。定期便組は 仁川空港からのバスが遅れ、夕食会に 遅刻するハプニングもありました。
  姉妹提携 10周年の記念式典は 中国の青島など他の姉妹都市の日の記念式もかねて、2日目の 12日(金)午後 5時半から、折りから開催中のカラフルテグの会場の河川敷につくられた 水上ステージで行なわれました。凡そ 3000名の参加者を前に あいさつに立った秋葉市長は 広島市と大邱広域市の 10年に亘る交流の歴史にふれ、「市同士よりむしろ民間が先導して 交流を重ねて来た。 今後は 経済・文化など幅広い分野で絆を強めて行きたい」と述べました。
  このあと、広島・青島(中国)・寧波(中国)・ダナン(ベトナム)の各市の伝統的な芸能や歌が披露されました。
  中でも 比治山大学女子学生によるテンポの早い「きんさい よさこい」には。詰めかけた大邱市民も大きな拍手を贈っていました。
  又、大邱広域市の最大のお祭りであるカラフルテグの期間中、会場では 広島市の観光展示も行なわれました。このブースでは広島銘酒が展示されたほか、ボンボン風船やケン玉、ダーツのコーナーが設けられ、大邱の子どもたちが 珍しそうに挑戦していました。
  今回の訪問で注目されたのが金範鎰市長の親しみを込めた応待ぶり。5月のフラワーフェスティバルの時にうけた広島市民の歓迎がよほど印象に残ったのか、一行が大邱を離れる 30分前には 搭乗待合室に姿をみせ、一人ひとりに声をかけて握手してまわりました。さらに 機内に入る入り口でも全員とお別れの握手をし、広島側の参加者を感激させました。
      姉妹提携10周年記念歓迎夕食会(07年10月11日・大邱グランドホテル)
 

広島側の出席者

提携10周年歓迎夕食会
(10月11日)

金井会長夫妻(左から2人目、3人目)
秋葉市長(その後)

遅れて到着した定期便組

金井宏一郎「大邱の日」実行委員長
の乾杯

あちこちで記念撮影も

   
 

大邱側参加者と歓談の輪が--


 
 

   10周年記念式 及び 姉妹都市の日記念式(2007年10月12日・新川特設会場)

 

提携10周年記念式
(10月12日)

式典で会場の金範鎰市長

秋葉市長(中央)と金市長(左)

比治山大学生の
「きんさい よさこい」

あいさつする秋葉広島市長

諸木神楽団による神楽

     広島市の観光ブース(2007年10月11日~12日・新川特設会場)
 

観光展を訪れた両市長

広島の観光展示場

RCCの小林キャスターの
インタビューに答える秋葉市長(右)

 

ブースを見て回る秋葉市長

広島側参加者との
再会を喜ぶ金範鎰市長

 
    今回の大邱訪問団が 総勢 208名という大デレゲーションになったのは、八千代病院グループ(姜仁秀会長)の協賛をいただき、格安料金が設定できた結果です。その貢献に対して 姜仁秀会長には秋葉市長から 感謝状が贈られました。
  このホームページでも改めてお礼を申し上げます。
 
   
 

秋葉市長から感謝状をうける
姜仁秀会長(10月3日)

 

 

      □ 大邱に「韓日協会」
        日韓協役員迎え 歓迎会


  大邱広域市にこのほど韓日協会が設立され、今回の訪問団のうち広島県日韓親善協会関係者と初の顔合わせをしました。
  新たに設立された韓日協会の会長は 大邱商工会議所の筆頭副会長の鄭台一(チョン テイル)氏、副会長は 啓明大学副学長の 呂博東(ヨウ バクトン)氏です。
  大邱広域市には 3年前 韓日協会が設立されましたが、「開店休業」の状態だったため、新たな組織が作られたもので、訪問団滞在中の 10月12日(金)、大邱広域市内で開かれた会合には、大邱側から鄭会長ら 24名、広島側から金井会長、権五源副会長(民団団長)ら 21名が 出席。金井・鄭 両会長が、今後両協会間の交流を積極的にすすめることで合意しました。
  大邱協会の鄭台一会長は 広島県本郷町(現三原市)出身の 64歳。終戦の年、2歳の時に帰国し、現在 大邱市内で会社を経営しています。
  呂博東副会長は 啓明大学と広島修道大学が姉妹提携した時の中心人物で、これ迄も 広島修道大学との交流で 度々 当地を訪れている広島通です。
 

大邱韓日協会主催の歓迎会
(10月12日)

大邱韓日協会 鄭台一会長

 

姜仁秀当協会副会長(右)
と鄭明子夫人

金井宏一郎会長(左)と
鄭台一会長(右)

当協会理事の民団県本部
沈議長(左)と徐副団長

   
 

出席者は韓国側 24名
広島側 21名