□ 福引きで盛り上がる
「忘年・会員の夕べ」に350人
2007年の締めくくりとなる広島県日韓親善協会主催「忘年・会員の夕べ」が 12月11日(火)、広島市中区のリーガロイヤルホテルで 開かれました。
駐広島韓国総領事館の徐榮振総領事、広島県の藤田雄山知事、県議会の林正夫議長らも出席。
はじめに金井宏一郎会長が「みなさんのご協力で、この一年、市民代表団の大邱広域市訪問など色々な活動ができました。来年も日韓の 友好親善のために頑張りたい」とあいさつ。続いて、徐榮振総領事、藤田知事、林議長が協会の活発な活動を称える祝辞を述べ、
県議会・広島市議会・呉市議会の議員連盟からの出席者を代表して、県議会日韓友好促進議員懇話会の松浦幸男会長、広島市議会日韓親善有志の会の谷口修世話人の発声で乾杯しました。
この日は 会員や同伴者、県内の各大学で学んでいる留学生など合わせて 350人が参加しました。
韓国を代表する螺鈿工芸作家 吉正本(ギルジョンボン)さんもゲストとして出席。08年 1月 9日(水)から 1週間、広島市のアステールプラザで開く螺鈿工芸展のPRのために会場で、 ヤコウ貝などをちりばめた きらびやかな作品を披露しました。
又、中国大連市から広島大学に留学している韓国系3世の申咏梅(シンヨンメ)さんが、「トゥマンナッネヨ」(「また お会いしましたね」)、「津軽海峡冬景色」など 日本と韓国の歌を披露し、大きな拍手をあびました。
このあと、恒例の大福引き大会に移り、吉正本さん作の螺鈿工芸作品のお盆やブローチなどをはじめ、広島-ソウル往復航空券など豪華賞品が当たる福引きが行なわれました。 会場では、当りくじが発表されるたびに大きな歓声やため息がもれ、年の瀬のイベントにふさわしい盛り上がりになりました。
最後は ギター演奏家 山上茂典さんと民団婦人会の皆さんのリードによる「アリラン」の大合唱で締めくくりました。
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閉会のあいさつ権五源民団県本部団長
□ 「日韓関係は好転」 韓国大統領選で慶応大小此木教授が講演 広島県日韓親善協会は 07年「忘年・会員の夕べ」のパーティに先立って講演会を開き、このほど 福田総理の外交指南役に指名された慶応大学教授の小此木政夫氏を招きました。 講演で、小此木教授は「韓国大統領選はハンナラ党の李明博候補が有力だが、靖国問題が再燃しない限り、日韓関係は好転するだろう」と述べました。 小此木教授の講演要旨は次のとおりです。 『有力候補は、李明博、鄭東泳、李会昌の三氏だが、今回は 全羅南道、光州から有力な候補が出ていないため(韓国特有の)地域的な対立はなく、むしろ 野党ハンナラ党内の競争、きしみが話題だ。国民の関心は 「政治」ではなく「経済」に移っており、政党政治が定着するかどうかが注目される。 南北関係は 双方の主権を維持しながら連合国家が誕生するという方向になろう。最有力の李明博候補も「経済大統領」と主張しているが、南北関係についても柔軟な相互主義を発揮するだろう。 日韓関係について 三候補とも未来志向の関係を重視しているが、靖国問題が再燃しない限り好転することは確実。特に 福田政権との関係でいえば、ここ数年と違ったものになるだろう。 この間、市民レベルの交流はますます拡大する傾向にあり、これが ある種のセーフティネットとなって、日本の北朝鮮政策や日韓関係に大きな影響を及ぼすことになる』 |
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