第 46 集 (2008年04月)

 □ 慶尚南道協会へ16名 広島から初の訪問団

  広島県日韓親善協会の役員ら 16名が 3月28日(金)から 3日間、慶尚南道を親善訪問しました。
  慶尚南道韓日親善協会の招きによるものです。当協会から慶尚南道へは 歴代の会長が何度か訪問していますが、今回のような大型代表団は 初めてです。参加したのは 堀口勲名誉会長、権五源副会長(民団県本部団長)、松浦幸男理事(広島県議会日韓友好促進議員懇話会会長)、芝清理事(同副会長)、 金孝烈顧問(広島南道会会長)ら。
  一行は 28日に博多からの高速艇で釜山広域市へ、その日のうちに慶尚南道入り。馬山市のホテルで「韓・日 親善の夜」と銘うった会合が開かれ、 福岡県、富山県、山口県など 5県市の親善協会の代表を含め 地元関係者ら 150名が出席しました。
  席上、慶尚南道韓日親善協会の李参宰会長が「韓国の李明博新大統領が言うように 過去のことは歴史家にまかせ、未来に向って進もう」とあいさつ。 地元 馬山市の黄喆坤市長や在釜山の民辻秀逸総領事らが 歓迎の言葉を述べたあと、日本からの参加者もあいさつに立ちました。
  この中で 広島県の訪問団を代表して松浦幸男理事は「広島県と慶尚南道は 議会同士が毎年 訪問し合って交流を深めている。これからは議会だけでなく あらゆるレベルに交流をひろげて行きたい」と述べました。
  この夜は 広島側から 友好のシンボルとして 宮島の大杓子ともみじ饅頭をプレゼント。韓国民謡や舞踊などが披露され、華やいだ雰囲気の中、 会場のあちこちで交流の輪が広がっていました。
  訪問団は 2日目の 29日(土)、古都 晋州を訪れ、文禄・慶長の役で はじめて秀吉の軍勢を破ったという城跡などを見学しました。
  また、3日目の 30日(日)には、釜山広域市郊外にある知的障害児(者)の施設「ハンマウム学園」を訪問。続いて、釜山広域市で 韓日親善協会の李鍾均会長を表敬訪問しました。
  今回訪れた慶尚南道は 韓国東南端に位置し、造船、航空、機械産業の基地として発展しています。広島県内の在日韓国人の中には同道出身者が 多く、「広島南道会」という出身者の組織を作って郷土を支援しています。
  広島県と慶尚南道の間では、広島県議会と道議会の交流のほか、当協会では、毎年 青少年の囲碁交流を行っています。さらに、県飲食業生活衛生同業組合と現地調理士会も 交流促進の覚書を交わし、広島側が調理士の研修を受け入れています。


 
 

日韓親善の夜
(08年3月28日・馬山市)

日本の5県市から協会関係者が出席

広島からの出席者

手前は堀口勲名誉会長
右が民団権五源団長

 

両国の国歌斉唱

李参宰会長の歓迎あいさつ

在釜山民辻秀逸総領事

この夜の出席者は約150名---

広島代表であいさつした松浦幸男県議

松浦県議から宮島杓子のプレゼント

芝県議からはもみじ饅頭

乾杯がくり返されて

左から李ジョンハさん、
山崎さん、久保さん

日本からの参加者
(右から2人目が松浦県議)

韓国民謡の披露も---

あちこちで交流の輪が---

2日目(3月29日)は晋州市観光

晋州は韓国有数の古都

芸妓が敵(秀吉軍)将とともに
身を投げるレリーフの前で

馬山市長主催の夕食会

3日目(3月30日)ハンマウム学園で

同学園は障害児をもつ広大留学生が
東広島RCなどの支援で建設





創始者の東義大教授鄭永基三夫妻や
障害児(者)らと記念撮影

(写真協力:会員 山崎頼久さん)

      □ 当協会を広島市が市政功労表彰


  広島県日韓親善協会は 08年 4月 1日(火)、広島市の秋葉忠利市長から 市政功労表彰を受けました
  教育・文化・スポーツなどの分野で市政に貢献した、というのが受賞理由。
  広島市の姉妹都市である大邱広域市に昨年秋、チャーター便による友好訪問団を派遣したり、青少年の相互訪問や囲碁交流などにとり組んで来た実績が 評価されたもので、当日は 金井宏一郎会長が 他の 40名余りの受賞者とともに表彰式に出席しました。

 
 

広島市の市政功労表彰式
(4月1日)