□ 韓国人原爆犠牲者慰霊祭に 250人
原爆の犠牲となった韓国人の慰霊祭が 8月 5日(火)、広島市中区の平和公園の慰霊碑前で行われました。 慰霊碑には 韓国総領事館の許徳行総領事や民団中央本部の鄭進団長、広島県日韓親善協会からは安東善博会長が出席しました。 はじめに この一年間に亡くなった 5名を加え 2633名の死没者名簿が慰霊碑に奉納されたあと、民団県本部の権五源団長が「原爆で亡くなった 2万人あまりの同胞の無念は察するに余りあります。被爆者の認定制度の充実につとめるとともに、北朝鮮の核問題を解決し、世界平和が実現するよう 努力します」と訴えました。 この日は、猛暑の中 250人が出席して犠牲者の冥福を祈りました。 |
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□ 金辰植領事 が 帰任 日韓協、民団 で 送別会 駐広島韓国総領事館の金辰植領事が 3年半の広島勤務を終えて このほど帰任しました。 広島県日韓親善協会と民団広島県本部は 8月 7日(木)、中区のメルパルク広島で送別会を開き、52名が出席しました。 送別会では 広島県日韓親善協会の安東善博会長が「靖国神社参拝問題や竹島問題で 日韓関係がギクシャクする中で、友好親善のために地道に努力された」と金辰植領事の功績をたたえました。 金辰植領事は 2005年 2月に着任。筆頭領事として、民間の交流の橋渡しや総領事館の現在地への移転などにも力を尽くしました。 |
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□ 大邱でも 初の 開催 広島・韓国青少年囲碁交流 2005年(日韓友情年)にスタートした広島・韓国青少年囲碁交流、4回目の今年は、8月8日~12日まで5日間の日程で、広島県内の3級から六段の選手23人と役員・保護者16人計39人が、韓国釜山広域市と大邱広域市を訪れ交流しました。 最初の訪問先は、今回が初めての大邱広域市。大邱は広島市の姉妹都市で、広島市との交流が盛んなことから開催地に選びました。9日朝、釜関フェリーを降りた一行は、釜山から新幹線(KTX)で正午前大邱入り。 会場は、大邱囲碁協会の李会長が経営する大きな歯科病院の大ホール。大邱側の選手、役員50人と歓迎の昼食会で顔を合わせました。 午後1時から2時間は、自由に対局を楽しみ、3時から正式対局が行われました。同段級位どうしが相手を変えて2回対局し、そのトータルの勝敗を競います。世界の囲碁界ではいま韓国がナンバー1といわれていますが、子どもたちのレベルも高く結局、1,2回とも、広島側の9勝14敗で、計18勝28敗に終わりました。 翌日は大邱観光。1500年以上前に建立された「桐華寺」や儒教の教えを学ぶ600年前の学校「大邱郷校」を訪ね、韓国の歴史と文化を学びました。 その日の夕方、再びKTXで釜山入りし、翌11日釜山囲碁協会で朝10時から正式対局を行いました。 こちらも、韓国側が強く、結果は1回目が8勝14敗1分け、2回目も9勝14敗で負け越しました。午後、広島訪問団は、観光組と囲碁組にわかれ、観光組は、韓国有数のリゾート地「海雲台 ヘウンデ」や海鮮市場「チャガルチシジャン」を訪れ、観光や買い物を楽しみました。一方囲碁班(7人)の子どもたちは、夕方帰国の船便ぎりぎりまで韓国の青少年たちと囲碁に興じていました。 広島の青少年たちは、成績はともかく、2つの友好都市で囲碁をとおして友好親善の交流を深め、夏休みの思い出をつくることができました。 来年は、韓国側の子どもたちを招いて5回目の交流を行います。 |
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