第 73 集 (2010年08月)

□ 広島・大邱青少年交流
         大邱から 20名 友情も熱く

  夏休みの恒例行事となっている広島市・大邱広域市青少年交流事業が今年も 8月 6日(金)から 10日(火)までの 5日間行われ、大邱からやって来た 20名が、広島の青少年を交流しました。
  両都市の姉妹都市提携を記念して 2002年から続いている交流事業ですが、「世界陸上」が開催される来年は広島から大邱への派遣が予定されているため、昨年・今年と 2年続きでの受入れとなりました。
  今年、大邱からやって来たのは 中学生 8名、高校生 12名の計 20名。
  記録的な炎暑の中、8月 6日の「原爆の日」当日昼に広島入りした一行は 西区の広島サンプラザでの歓迎式・対面式のあと 早速 ゲームや討論会に臨みました。歓迎会で実行委員長の安東善博当協会会長は「65年前の今日は、原爆投下で 14万人が亡くなった日。この中には、韓国人犠牲者 2万人も含まれています。平和の大切さを学んでほしい」と述べました。
  翌 7日(土)は、宮島見学のあと ホームステイへ。
  9日(月)から、再び 広島サンプラザに集まって、平和公園で平和学習。午後はグループ別の討論会やサヨナラパーティに臨みました。
  一行を迎えた広島側は、交流経験者で組織する「アクス」の大学生らを含め、25名が 5つの班に分かれて 6月から歓迎行事や交流事業のすゝめ方について準備してきました。
  本番では、韓国で流行している歌をハングルで歌ったり、ゲームやクイズをとり入れるなど、キメ細かな対応ぶりでした。
  又、韓国側からは、歓迎会でチャンゴや伝統舞踊などを披露し、事前の準備ぶりくをうかがわせました。
  又、2泊 3日のホームステイは、今年も 大邱のヤングたちにとって印象が深かったようで、中国放送(RCC)社員 境健一さん一家は 男子高校生 3名をホストファミリーとして迎え入れましたが、「たまたま開演中の韓国のマジシャンのショーや回転寿司、100円ショップに案内したりして、とても喜んでくれました。お別れの時は泣きの涙でした」とご家族は話していました。

大邱代表の出迎え(8月6日)

一行を出迎え歓迎式
(広島サンプラザ)

歓迎あいさつ
藤井正一 団長

交流ゲーム

広島市浜本教育長も出席して
歓迎会(8月6日)

「平和の大切さを学んで---」
安東実行委員長

宮島見学

ホストファミリーとの対面式

3名を迎えた境さん一家

締めくくり意見交換会

サヨナラパーティでは
広島側がハングルの歌


大邱側は伝統舞踊やチャンゴを披露