□ 広島車いすダンスくらぶ 大邱で公演
障がい者の車いすダンスのグループである「広島車いすダンスくらぶ」が広島市の姉妹都市・大邱広域市を訪問し、10月9日(土)と10日(日)の2回、屋内と屋外のステージで公演しました。広島と釜山の日韓親善協会の友好提携40周年を記念して昨秋行われた釜山公演につぐ2回目の韓国公演。当協会が共催しました。
車いすダンスくらぶの一行18名は7日(木)に釜山経由で大邱入りしました。メインとなる1回目の公演は、9日の夕方(16:00)から大邱の市街地にある啓明大学キャンパス内の講堂で行われました。啓明大学は、広島修道大学と友好提携している大邱市内最大の私立大学で、25,000人が学んでいます。
会場には、大邱訪問中の当協会の安東会長も参観に訪れました。仲井会長が韓国語で挨拶したあと演舞は韓国民謡「アリラン」で幕開け、「荒城の月」「みかんの花咲く丘」など日本の名曲に加えタンゴやサンバなど華やかな衣裳で演ずる軽快なダンスに会場から惜しみない拍手が送られました。
翌10日には大邱市の河川敷で開かれていた「生涯教育」の全国大会のステージで車いすダンスを披露。青空のもと障害を超えていきいきと舞う姿を参加者にアピールしました。
公演に先立って8日午前、一行は漢方薬で知られる薬令市場を見学したあと、身寄りのない知的障害者の収容施設「自由リハビリ院」を訪ねてダンスを披露。160人の障がい者達は、体いっぱいに感動を表現していました。同日夜は、大邱日本協会主催の歓迎会が行われ鄭台一(チョンテイル)会長、呂博東(ヨパクトン)副会長や会員の歓迎をうけ、韓定食に舌鼓をうちました。
また、一行は公演の合間をぬって、400年を超える歴史と伝統を持つ静かな村落の散策や展鋳物博物館を見学しました。
公演のあとは慶州観光を経て夕方釜山へもどり、釜山名物の「国際市場」でのショッピングや韓定食の夕食を楽しみ11日帰国しました。
韓国内4番目の大邱広域市 |
大邱公演で祝辞をのべる |
大邱公演 |
みかんの花咲く丘を |
南中ソーランを力強く--- |
華やかな衣裳で華麗な演舞 |
フィナーレは全員で |
演舞が終り会場の人も舞台に |
生涯教育フェスティバルのステージで |
河川敷の大会参加者から |
青空のもと気持よく |
大邱日本協会主催の歓迎会で |
歓迎会の韓定食に |
歓迎会で仲井会長が謝辞 |
公演終了後 |
打上げパーティで |
共催者として謝辞をのべる |
□ 安東会長(中国放送社長) 大邱MBCを訪問
広島車いすダンスの大邱公演に合わせ、当協会の安東善博会長(中国放送社長)が10月8日(金)、初めて大邱市を訪問し中国放送が姉妹提携している大邱MBCを表敬しました。
大邱で最も歴史の古い民放である大邱MBCでは玄関ロビーに「安東社長訪問歓迎」の横断幕がかかげられ、朴永錫(パクヨンスク)社長ほか役員・幹部社員がそろって出迎えました。会談では、「両都市の発展と民間の親善交流に放送活動を通して貢献していこう」という点で一致、今後番組の制作やスタッフの交流をさらに緊密にしていくことになりました。
安東社長はこのあと、大邱広域市の金範鎰(キムボミル)市長を表敬訪問し、久方ぶりの再会で話が弾みました。安東会長はまず、6月の統一地方選で再選された金市長に祝意を表しました。金市長は「来年2010年は大邱市で世界陸上選手権大会が開催されるので、ぜひ多くの広島市民に訪問してほしい」と要請しました。
この日と9日夜の懇親会では、大邱日本協会の鄭台一会長ほか役員・会員と交流し、今回の車いすダンス公演への大邱側の協力に謝意を述ました。
翌10日、KTX(韓国鉄道)で釜山に戻り釜山協会の李鍾均会長と再会し歓迎会で韓定食を楽しみながら、旧交を温めました。
安東会長 MBCを初訪問 |
MBC、RCCさらに緊密な交流を |
安東会長、大邱市の |