□ 大賞に小杉奈夏さん(市立大)ら4名
第6回「スピーチ&交流」45名が競う
日韓両国語によるスピーチと交流会を兼ねた第6回日韓(韓日)広島マダン「スピーチ&交流」が11月12日(土)、広島市南区の広島市留学生会館で開かれました。およそ230名が参加。
第一部のスピーチ大会では韓国語部門と日本語部門に合わせて45名が出場し、大賞4名を含め20名が受賞しました。
この日は開会に当たって主催者を代表し広島韓国教育院の鄭載燮院長があいさつ。駐広島韓国総領事館の辛亨根総領事が祝辞を述べた後、韓国語部門のスピーチが行われました。
テーマは自由、制限時間3分で、小学1年生から72歳の高齢者まで38名が挑戦しました。
チマチョゴリで正装した在日韓国人の小学生も交り、大会にいろどりを添えました。
続いて、日本語部門のスピーチがあり、韓国からの留学生など8名が出場。韓国から東広島市の小学校に来ている児童が広島弁でスピーチする場面もあり、会場の笑いを誘っていました。
合わせて45名のスピーチを海上保安大学校の澤田浩之準教授が審査委員長をつとめて審査した結果、各賞の受賞者は以下のとおり決まりました。
韓国語部門で大賞を受賞した広島市立大学の小杉奈夏さんは韓国へ留学したい思いと家族の反対、その中で最後に背中を押してくれた母親や周囲の人たちへの感謝の気持を述べました。また、広島市立基町高校の中村美緒さんはこの夏、広島市の青少年交流事業で大邱へ派遣された時、韓国語が理解できた喜びを語り、大賞を受賞しました。
同じく大賞の辛茉理さんは韓国の母親の実家へ遊びに行ったときの従姉妹とのけんかの様子や、それをたしなめる母親への不満をユーモラスに語りました。更に日本語部門で大賞を受けた広島大学留学生の李智蓮さんは、フラワーフェスティバルやフードフェスティバルでのボランティア活動を通じて日本人と日本文化を徐々に理解してきたことを、滞在一年とは思えない流暢な日本語で紹介しました。
なお、大賞の4名には駐広島韓国総領事館(1名)、アシアナ航空(1名)、八千代病院グループ(2名)から副賞として広島―ソウル(釜山)往復航空券が贈られました。
<大賞>韓国語部門:小杉奈夏(広島市立大) 中村美緒(基町高校) 辛茉里(甲斐小学校)
日本語部門:李智蓮(広島大)
<金賞>韓国語部門:金翅安(観音西小学校) 中野 勝 三宅隆寛(広島市立大)
日本語部門:千?倞(県立広島大)
<銀賞>韓国語部門:酒居萌萌子 山下将司 湯川豊子
日本語部門:張禎桓(広島大)
<銅賞>韓国語部門:長原有里 森山彩絵(広島市立大) 石井芳子 福田顯太郎
日本語部門:鄭恵任(広島大)
<特別賞>韓国語部門:桑田忠満 石川まゆみ
日本語部恩:崔明俊(西条小)
スピーチ大会のあとアトラクション、表彰式をはさんで第二部は交流会。で李菊枝さん、佐々木美紀子さんら広島県日韓親善協会の主婦ボランティア手づくりの韓国料理を食べながら230名の参加者が楽しい交流のひとときを過ごしました。
今回のイベントは広島韓国教育院、民団広島県地方本部、広島県日韓親善協会の三者による共催で実施しました。
これに対し、駐広島韓国総領事館をはじめ広島県、八千代病院グループ、アシアナ航空、韓国観光公社など多くの団体・組織のご支援をいただきました。改めて御礼を申し上げます(主催者一同)。