□ ボランティアリーダー李菊枝さん
「韓民族教育振興賞」受賞を祝う会
韓国語講師の傍ら広島県日韓親善協会の主婦ボランティアの中核となって活動している李菊枝さんがこのほど、ソウルに本部を置く(財)海外韓民族教育振興会から「海外韓民族教育振興賞」を受賞しました。日韓親善協会とボランティアグループは昨年末の12月22日(木)、広島市内で「受賞を祝う会」を開きました。
李菊枝さんは広島市西区在住の在日韓国人2世。在日韓国人の子女を対象としたオリニ学校や公私立の高校・大学の韓国語講座の講師として活躍しています。一方で広島県日韓親善協会が主催する春のフラワーフェスティバルや秋のフードフェスティバル、「日韓(韓日)スピーチ&交流」、定例の総会などに主婦ボランティアのリーダーとして参加、韓国料理に腕を振るっています。また、年老いた在日韓国人に日本語を教える活動に加わるなど、多方面で活躍しています。
今回は海外で韓国語の普及につとめ、韓国と各国の交流に貢献した功績が認められたもので、11回目の今年の受賞者は5人。日本からは李菊枝さんがただ1人選ばれ、昨年11月16日にソウルで授賞式がありました。
市内のレストランで開かれた「祝う会」には、親しくしている26名が出席。ボランティア仲間の朴富さんが花束を手渡したあと、出席者が次々に立ちその抜群の行動力と指導力、思いやりの深さなどを称えました。
なかには、「約束を忘れる。言ったことは守れ」といった辛口の注文もありましたが、それも爆笑でかき消されるあたり、ご本人のお人柄でしょうか。
最後は、李菊枝さんが出席した1人ひとりをユーモアたっぷりに寸評。30分近い「独演」で、「祝う会」は和やかなうちに幕となりました。