2024.08.21~2024.08.23 青少年囲碁交流事業


囲碁交流は2004年試験的に開催、2005年から正式に「日韓青少年囲碁交流事業」として、スタートしました。途中コロナ禍で中断はあったものの、一年ごとに相手国を訪問する形で20年にわたって行われ、参加者の中からプロ棋士も誕生しています。

昨年、開催間際に台風の影響で中止となった青少年囲碁交流事業。今年は前後に台風通過があったものの、無事に韓国釜山で囲碁の交流を行うことが出来ました。

出発の日、8月21日の朝、広島駅に午前七時に集合。対局参加者が12名。さらにこの囲碁交流に学生時代参加した経験のある大森らん三段に、日本棋院広島県本部・浅本博理事長、広島県日韓親善協会・寺内優の三名を加えた15名、意気揚々と広島からまず福岡を目指します。

博多駅から福岡国際空港、そして釜山の金海(キメ)国際空港へ。

やっと到着した空港では、釜山韓日親善協会の暖かい出迎えを受けます。

おいしい韓国料理の昼食のあと、釜山の街を散策。話上手なお店の人にいろいろサービスしてもらいながらの買い物タイム。いろんなものを買いました。

夜は歓迎会、釜山韓日協会・崔用晳(チェ・ヨンソク)会長はじめ多くの会員の皆さんに囲まれて夕食。こどもたちはたっぷりと御馳走を楽しみました。


二日目(08/22)いよいよ対局の日。会場は姜至省九段の囲碁教室。

開会のセレモニーには、在釜山日本総領事館から大塚剛総領事も参列。対戦する日本と韓国のアマチュア棋士に優しくことばをかけてくださいました。

午前中は自由対局で肩慣らし。午後からは真剣勝負の本対局三番です。

ことばは通じないものの、碁盤に向き合えば互いに意思が通い、一手一手に集中します。

広島・釜山のそれぞれ12人が三回対戦します。一回目6勝6敗と星を分け、二回目対戦相手を替えて行うもまたも6勝6敗のまったく五分の成績。最後の最後までどちらが勝つのか、それとも引き分けるのか、熱戦が続きました。

結果、三回目の対戦は釜山が勝ち越し、36局すべてが終わって釜山19勝広島17勝で対局を終了しました。


来年は釜山の皆さんを広島に迎えます。今回、暖かく迎えてくれた釜山韓日親善協会のみなさん。

来年、お会いできるのを楽しみにしています。