第 135 集 (2016年09月)

□ 2016年広島・大邱青少年交流事業
      大邱から20名の訪問団 猛暑に敗けず熱い交流

 今年の広島市・大邱広域市青少年交流事業は、大邱広域市から中高生20名、指導者3名の訪問団を広島に迎え、7月29日~8月2日まで5日間の日程で行われました。前日(7月28日)に広島空港へ到着した一行は、バスで宿泊場所である国際青少年会館に向かい、そこでオリエンテーションや日本語学習等を行い、29日からの交流に備えました。
  翌29日、迎える広島側の参加者23名が広島国際会議場で顔合わせ、さっそく交流を行いました。

午後は、平和公園を訪れ、原爆ドームや資料館を見学、公園内にある原爆死没者慰霊碑や韓国人被爆犠牲者の慰霊碑を参拝しました。班ごとに碑めぐりも行いました。

  夜は、広島市文化交流会館で歓迎夕食会。韓国総領事館の徐張恩総領事を来賓に迎え、広島市の尾形完治教育長、日韓親善教会の畑矢健治会長、広島代表団の田中勝邦団長ら主催者を合わせ、約60人の賑やかな会になりました。

アトラクションのコーナーでは、広島側は折り鶴をレクチャー、韓国側は弓の演舞を披露。

さらに、双方の若さ弾けるK-POPダンスで参加者はすっかり意気投合し、会場は大いに盛り上がりました。

 2日目は、宮島観光、名物のもみじ饅頭手焼き体験としゃもじ作り体験をしました。参加者は、自分で焼いたもみじ饅頭に舌鼓を打ちました。
  そして夕方、ホームステイを引き受けてくれたホストファミリーと対面、それぞれの家庭に引き取られて、市内観光を楽しんだり、日本の家庭文化に浸りました。

4日目の8月1日は、広島の基町高校を訪問して弓道と剣道の体験をさせてもらいました。その後、広島城を散策し、午後は班別にテーマを決めて日韓の文化の違いについて話し合い、発表を行いました。日本と韓国は似ているようで、違いもたくさんあることに気付き、貴重な時間となりました。

5日間を共にした双方の参加者たちに別れの時が来ました。
  目を潤ませ、手を握り、肩を抱いて別れを惜しみ、連絡先を交換してこれからの友情を発展させていくことを誓い合いました。