第 149 集 (2018年7月)

□ 2018年広島・大邱青少年交流事業
      大邱から20名の訪問団が来広 熱い交流

 今年の広島市・大邱広域市青少年交流事業は、大邱広域市から中高生20名、指導者4名の訪問団を広島に迎えました。日程は7月26日~30日まで5日間。大邱の青少年は2017年広島市からの訪問団を迎え入れた20人のうち、都合で参加できなかった1名を除いて19人が昨年のメンバー。昨年の広島代表団メンバーと一年ぶりの再会に懐かしさいっぱいの表情。

「広島空港での再会」

 このあとマツダスタジアムで昼食をとった一行は、宿舎となる国際青少年会館で、開会式に出席。そして朴南珠さんから被爆体験を聴きました。大邱の代表団はもちろん、広島の代表団も熱心に朴さんの言葉に耳を傾けました。

この日の夜は、文化交流会館で夕食会が開かれました。岡畠鉄也広島県日韓親善協会会長から、「大邱の皆さんをお迎えして、若い世代の交流が行われることに大変な喜びを感じます。短い期間ではありますが、広島について学び、日本の文化に触れることができるように内容を工夫しました。広島を肌で感じ、同じ世代の皆さんと交流を深め、有意義な時間を過ごしてください。」と挨拶。

 

広島市の松井市長、糸山隆教育長も出席し歓迎の言葉を述べました。

 

このあと広島市・大邱広域市それぞれのパフォーマンスが披露され、大いに会場を盛り上げました。


翌日(07/27)は、日本文化に触れました。午前中、まずは「お琴」と「お茶」。舟入高校の皆さんが丁寧に教えてくださり、大邱代表団もたのしく「お琴」の演奏にトライ。この後はお点前も披露いただき、ちょっと緊張した面持ちで「お茶」をいただきました。

お昼はお好み焼き。まずは薄くクレープ状に生地を焼き、野菜・肉・たまごと重ねて作ることをお店の方から教わり、四苦八苦しながらも全員完成。自分で作った「広島の味」は格別のようで、歓声をあげながらの昼食となりました!

そして夜は、留学生会館で「夏祭り」を体験。初めて着た「浴衣」に満面の笑顔!

みなさんお似合いでした!

焼き鳥から肉巻きおにぎり、フライドポテトにたこ焼き、枝豆などなど食べ物もいっぱい。

ストラックアウトやヨーヨー釣りと縁日の雰囲気満点の「夏祭り」でした。


翌日(07/28)朝。平和公園の原爆の子の像に折り鶴を奉納。そして宮島へ。

もみじ饅頭手作り体験。丁寧な説明を受けて全員がトライ!

大邱代表団の河景植(ハ・ギョンシク)団長も、出来上がったもみじ饅頭を手に「ブイサイン」!

大事に持って帰る人もいれば、早速その場で「味見」を始める人も。

出来立てのもみじ饅頭は、とっても「맛있어요(マシッソヨ・おいしい)」との声も。

そしてこの日の夕方、いよいよ楽しみなホームステイです。

ホストファミリーと対面のあと、それぞれのお宅に向かいました。


翌日(07/29)。台風の影響で少し予定を繰り上げ集合。それでもホームステイではホストファミリーといろいろな交流があり、たくさんの思い出をつくったようです。

グループに分かれて今回の交流で心に残ったことを発表。「夏祭り」「ホームステイ」「日本文化」と各々の思い出が話されると、聞いているほかのグループも頷いたり、微笑んだり。残り時間が少なくなったことを惜しみながら、ここまでを振り返りました。

そして最後のイベントは「お別れパーティ」。

ホストファミリーの皆さんも参加して、楽しいひとときを過ごしました。


最終日(07/30)。広島空港で名残を惜しみつつ、大邱の青少年代表団をお見送りしました。

あっという間の五日間。

夏休みに入る前から内容を考え、研修を積んだ広島の青少年代表団。

別れはつらかったようですが、これを機会にさらに友好の交流が続くことを約束しました。

来年は、広島から大邱広域市を訪れる番です。

また会える日を楽しみに。

맛있어요!