□ 08年「大邱の日」 盛大に !!
FF広場には 前年比1000人増 7900人
08年の「大邱の日」を記念するイベントが 5月 3日(土)から 5日(月)までの 3日間、広島市の平和大通りのフラワーフェスティバル会場で開かれました。
今年のイベントは
① 記念セレモニー ② ハングル書道展 ③ 韓国・大邱マダン の三本柱。
◎ 記念セレモニー (3日 カーネーションステージ)
ことしは広島市が大邱広域市と姉妹提携して 11年目。これを記念するセレモニーには 大邱広域市から 韓日協会、大慶大学など 4団体 44名が参加。ヒロシマメッセンジャーで エリザベト音大の留学生 金男水(キムナンス)さんが韓国の歌「千年恋歌」と日本でヒットした「千の風になって」を歌って幕開けしました。
広島市の三宅吉彦副市長が「平和への第一歩は まず相手のことを知ることです。大邱からのお客様と市民の皆さんが(交流を通じて)信頼と友情の絆を強めて下さい」とあいさつ。
大邱広域市の金範鎰(キムボミル)市長からのメッセージは 韓日協会の鄭台一(チョンテイル)会長が代読、「両市が今後 より活発な交流を行い、 未来志向の日韓関係の中心となりましょう」と呼びかけました。
このあと、大慶大学の学生達が韓国の宮廷の衣装や伝統の韓服、現代のブライダル衣裳などをまとって華麗なファッションショーを披露しました。
このファッションショーには 地元から比治山大学の学生も加わり、日韓の大学生によるコラボを演じました。
◎ ハングル書道展 (2日~6日 国際会議場1Fロビー)
大邱広域市を中心に活動している柳永喜(リュヨンヒ)さんが主宰する蕙汀(ヘジョン)硯墨会の会員による作品展。
会員 12名が広島市を訪れ、「平和と家族愛」をテーマに 柳永喜さん自身が 5点を出展したほか、合わせて 50点を展示しました。
「広島市・大邱広域市友好親善のためのハングル書道展」と題したこの展示会、ハングル書道を一堂に集めた作品展は 広島でははじめてで、会場には 5日間の開催期間中 多くの市民が参観に訪れました。
柳永喜さんは 韓国内でも著名な女流書道家。韓国・大邱マダンでは、視察に訪れた 秋葉忠利市長に「世界平和」という漢字を揮毫してプレゼントしました。また、マダンでは柳永喜さんに ハングルで自分の名前を書いてもらおうという市民が列をつくる人気ぶりでした。
◎ 韓国・大邱マダン (3日~5日 平和大通り
NHK南側ブース)
フラワーフェスティバル会場に「大邱の日」を記念するブースを開いて 今回が 3回目。好天に恵まれて フラワーフェスティバルには 166万人の人出が ありましたが、韓国・大邱マダンの入場者も 7900人に上り、前年比 1000人増の これ迄で最多。チマチョゴリを試着するコーナーは大人気で、小中学生から大人まで、 外国人を含めて
順番待ちの長い列ができました。チマチョゴリ姿の妻や娘をデジカメやケータイで撮影する人達が目立ちました。
又、初日には 大慶大学でメークを学んでいる学生達によるメークアップの実演や、ファッション科の学生との撮影会などもあり人気を呼びました。
今年 新しく登場したコーナーは、韓国伝統のタコ(凧)作りと「韓国検定」。留学生の指導で お父さんやお母さんと一緒にタコ作りに挑戦する子供達や、 「大邱広域市の人口は韓国で何番目?」 「ビビンバのビビンは何の意味?」といった検定問題にとり組む人達の熱心な姿が印象的でした。 10問中 7問正解で、 合格となる検定問題では
450名が受験、99%の人が見事合格しました。
韓国家庭料理のコーナーは チヂミ、トッポギ、キムチ焼飯を販売。3日間で、準備した約3000食分を完売しました。
調理、販売は李菊枝さん、佐々木美紀子さんを中心とする主婦、学生のボランティア グループ。早朝から夕方の店じまいまで、大忙しの活躍ぶりでした。
3日、4日は 日中になると気温がグングン上がり、「韓国の白酒」冷たいマッコルリが品切れになるほど 大好評でした。
韓国家庭料理の販売で上げた収益は 前記「ハングル書道展」の開催経費や留学生支援などに充てることにしています。多くの皆様のご協力ありがとうございました。
□ 大邱 書道家グループ 交流 in ひろしま
08年の「大邱の日」に向けて
広島市を訪問し、初のハングル書道展を開いた蕙汀硯墨会(柳永喜 会長)の一行 11名が 5月 2日(金)、 広島市西区の法瀧寺を訪問、同寺の書道部、茶道部の女性達と交流しました。一行は 5月 1日の到着後 原爆慰霊碑に参拝。 2日目は 広島国際会議場で行なわれた書道展の開会セレモニーのあと、宮島を見学、途中 西区庚午にある法瀧寺を訪れました。
国際交流に力を入れている同寺では 書道部と茶道部の女性達と交流。女性書道家達は 日本の着物を着せてもらって、抹茶の接待を受けました。
また、柳永喜会長らが韓国のハングル書道を披露すると、日本側も日本の書道を披露、和気あいあいのうちに 交流のひと時を過しました。
また、韓日協会の鄭台一会長らの一行は 5月 2日(金)、広島のビジネス関係者 20名と懇談しました。
この席には アクト中食(株)の野間弘会長、(株)山豊の山本ちくま社長らも参加、和やかな雰囲気の中で、 今後の経済交流のすすめ方などについて話合いました。
□ 大邱代表団の歓迎会
退任の徐総領事送別をかねて
「大邱の日」の一連のイベントに先立って、5月
1日(木)の夕方、広島市中区のホテル サンルート広島で、韓国からの訪問団の歓迎夕食会が開かれました。 訪問団の 44名のほか 地元から 90名余りが参加しました。
たまたま、直前に駐広島韓国総領事館の徐榮振総領事の異動が内示され、この日は徐榮振総領事の送別を兼ねた会合になりました。
マスコミ出身の徐榮振総領事は かざらない気さくな人柄で、広島で日韓友好の橋渡し役をつとめて来ました。異動にあたり総領事は「体は本国に帰っても 心は広島」と広島への限りない愛着を語りました。