第 80 集 (2010年11月)

□ 過去最多の出場者「スピーチ&交流」
        大賞は石川まゆみさん、尹順仙さんら4名に


大賞受賞を喜ぶ
尹順仙さん(比治山大)

傍聴席には
応援プラカードも---

 

 当協会と広島韓国教育院、民団広島県本部が主催する第5回日韓(韓日)マダン「スピーチ&交流」が11月20日(土)、広島市南区の広島市留学生会館で開かれました。
  前半のスピーチ大会には韓国語部門44名、日本語部門8名の、合わせて過去最多の52名が出場。 演題自由、ひとり3分の持ち時間で相手国の言語に挑戦しました。
  今年は小学校1年生から69歳の高齢者まで年齢も性別も職業もさまざま。韓国から日本にやってきたばかりの「ニューカマー」もまじえて演壇に小道具を持ち込んだり、イラストを使ったりするパーフォーマンスも繰り広げおよそ200名の参加者を楽しませました。
  審査の結果、最優秀の大賞には次の4名が選ばれ、副賞として広島―ソウル往復航空券が贈られました。
  <大賞>韓国語部門 久保英助(26・呉市・海上保安大学校)
                澤田智也(24・広島市西区・会社員)
                石川まゆみ(59・広島市東区・会社員)
                日本語部門 尹順仙(21・南区・比治山大学)

  韓国語部門で大賞を受賞した石川まゆみさんは「一番悲しかった経験」と題し、実母を癌で失った悲しみと、一人残された父親の孤独を癒してあげられない娘の心情を訴え共感を呼びました。韓国語部門大賞の尹順仙さんは比治山大学に短期留学しながらフラワーフェスティバルの韓国ブースなどでのボランティア活動を通して、多くの日本人の励ましや助言を受けて日本への理解を深めていった様子を、滞在8ヶ月目とは思えない流暢な日本語でスピーチしました。
  金賞・銀賞・銅賞・特別賞の受賞者は以下のとおりです。
 <金賞> 向谷竜也・安村智子・吉井美智子・崔明俊
 <銀賞> 山下将司・中村好仲・石橋豊・朴青日
 <銅賞> 近江玲華・村田千智子・佐々木昭子・中智恵・林経叡
 <特別賞> 金翔安・友池美保・吉川富久則

  なお、当日はスピーチ大会のあと交流会が開かれ、当協会ボランティア手づくりの韓国料理を楽しみながら、参加した人たちが交流を深めました。

  この日の催しには韓国総領事館のほか八千代病院グループ、アシアナ航空、宏和グループ、韓国観光公社などから多大なご支援をいただきました。ここに改めて御礼を申し上げます。

参加者は200人
(広島市留学生会館)

鄭載燮・広島韓国教育院
院長が開会あいさつ

当協会 安東善博会長

権五源・民団県本部団長

許徳行・韓国総領事館総領事

スピーチ出場者は
過去最多の 52名

韓国服の出場者---

イラストや色紙など
演出も多彩

傍聴席から拍手が---

持ち時間は 1人 3分

出場者は性別も---

年令もさまざま

最高齢者は 69歳

交流会での表彰式

鄭教育院長らから表彰状と
記念品が贈られた

「大賞」を受賞した
石川まゆみさん(広島市東区)

澤田智也さん(広島市西区)

久保英助さん(呉市)

尹順仙さん(広島市南区)

「大賞」 4名は広島━ソウル
往復航空券---

スピーチ大会のあとは交換会

韓国語、日本語が飛び交い---

和やかに懇談

今年も主婦ボランティアが舞台裏を支えました。

 

スピーチ大会の模様を報じた
中国新聞(2010年11月21日付)