□ フードフェスに 麗水博マスコット
韓国の食と観光のブース賑わう
実りの秋を迎え、広島の食の祭典「フードフェスティバル」が10月29日(土)と30日(日)の両日、広島城址公園一帯で開かれました。初日は曇りで時々青空がのぞく、まずまずの日和でしたが、二日目は終日雨にたたられ、で二日間の人出は65万人と、昨年を9万人下回りました。
しかし、折からのB級グルメブームの中、名物お好み焼きのナンバーワンを決める「広島鉄板グランプリ」など、市民参加のコンテストもあり、およそ400のブースが並んだ広島城界隈は家族ずれなどで賑わいを見せました。
広島県日韓親善協会は韓国観光公社福岡支社とともに護国神社前の「広島城広場」にこれ迄同様、2ブースを出展しました。
韓国観光公社のブースでは来年5月から8月にかけて、全羅南道の麗水市で開かれる世界博覧会のマスコット、ヨニー君とスニちゃんが駐広島韓国総領事館の協力で登場。記念のグッズを配ってPRにつとめました。赤と青の縫いぐるみで愛らしいマスコットは子供たちの人気の的。握手をしたり一緒にカメラにおさまったりしていました。また、韓国の観光や食をPRするパンフや書籍およそ3000部を用意しましたが一部を除いて殆どの資料を配布しました。
お隣り、広島県日韓親善協会のブースでは例年通り韓国の「食」を販売。「チジミ」「トッポギ」「豚キムチ丼」「韓国風おでん」の4品目の家庭料理に加えて、日本でも人気上昇中のお酒「マッコリ」も店頭にならびました。「チジミ」や「トッポギ」は春の「フラワーフェスティバル」、秋の「フードフェスティバル」を通して当協会の「食」の定番料理だけにすっかりお馴染みに。「これを楽しみにして来ました」とチョッピリ辛い「トッポギ」の味を楽しむ人も見られました。
初日の29日には駐広島韓国総領事館の辛亨根総領事がスタッフを慰労しました。また、同じ時間に湯崎英彦広島県知事もブースを訪れ、辛総領事とともに韓国食を味わったり、マスコットと一緒に写真撮影に応じたりしていました。
フードフェスティバルのブース展開には李菊枝さん、佐々木美紀子さんらボランティアグループの皆さんが調理を、広島大学の留学生グループが販売や設営を受け持ちました。特に二日目は降りしきる雨の中、水はけの悪いテント設営場所での排水作業などにスタッフは大童でした。